11/25ロナン・オホラ先生(ギルドホール音楽演劇学校教授)特別レッスン聴講募集

オホラ先生
2013年のピティナ&福田靖子賞選考会審査員で、イギリスの名門ギルドホール音楽演劇学校で教鞭をとる名ピアニスト、ロナン・オホラ先生のマスタークラスがこの秋も開催されます。このところ、毎年のように福田靖子賞入賞者のために時間を取ってくださるオホラ先生。その圧倒的な演奏能力とソルフェージュ能力、特に「耳をフルに使いながら、瞬間的に音楽を作っていく」ことにかけては世界最高レベルのスキルをお持ちです。そこから描き出される音楽は、常に、本質的で気品に満ちています。非常に音楽的で教育的な時間の聴講者を募集しますので、是非、ご来聴ください。

日程:2017年11月25日(土)時間割は下記
会場:<東音>ホール(ピティナ本部事務局内)(JR巣鴨駅南口徒歩すぐ)⇒ 地図
通訳:千田直子先生(英語)※午後のみ通訳あり
主催:公益財団法人福田靖子賞基金
協力:ピティナ

聴講料:1日当たり3,000円(1日のうちではどの枠でもご覧いただけます)

受講生と曲目:下方に記載

★申込方法
メールタイトルを「11/25オホラ先生レッスン聴講」とし、氏名、希望人数、メールアドレスまたは電話・ファックスを明記の上、メールをevent★piano.or.jp(★を@にかえてください)までお送りください。また当日のご来場も歓迎いたします。ただし、当日はおつりのご用意がないので、3,000円(1人あたり)をおつりのないようにお持ちください。

★受講生と曲目
10:30- 黒木雪音 (18歳、2015福田靖子賞選考会第1位・2017ピティナG級金賞)
ショパン:ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58
※この枠は通訳なしです

11:30- 古海行子(19歳、2015福田靖子賞選考会第1位・2016ピティナG級金賞) 
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
※この枠は通訳なしです

12:30-14:00 休憩

14:00- 村上智則(18歳、2017福田靖子賞選考会第3位)
ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番 変イ長調 Op.110

15:00- 片山響(15歳、2017福田靖子賞選考会入選・2016ピティナJr.G級銀賞) 
リスト:超絶技巧練習曲第10番 へ短調 S.139-10

16:00-16:15 休憩

16:15- 森本隼太(12歳、2017福田靖子賞選考会第1位・2016ピティナE級金賞) 
リスト:メフィストワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S.514

17:15- 進藤実優 (15歳、2017福田靖子賞選考会入選)
ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」

18:15- 桑原志織 (22歳、2013ピティナ特級銀賞・福田靖子賞選考会第2位)
プロコフィエフ:ピアノソナタ第8番 変ロ長調 Op.84
※この枠は通訳なしです

19:15頃終了予定


※曲目および受講生は、都合により予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。
※時間は、進行によって多少前後することがあります。

【派遣報告】稲垣拓己さん、国際音楽祭ヤング・プラハ(チェコ)へ派遣

2015年度に、第69回全日本学生音楽コンクールピアノ部門中学の部で全国大会第1位を受賞し、同コンクールに当財団から提供している「福田靖子賞」奨学金を受賞した稲垣拓己さん(現在、東京音楽大学付属高校ピアノ演奏家コース・エクセレンス在学中)より、国際音楽祭ヤング・プラハ参加に使用したとの素敵なご報告をいただきましたので、レポートを掲載いたします。

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全日本学生音楽コンクールの「福田靖子賞」(海外渡航補助奨学金)を第26回国際音楽祭ヤングプラハの参加に利用させていただきましたので、お礼方々ご報告させていただきます。

ヤングプラハではファイナルコンサートを含む3つの公演で演奏しました。リトムニェジツェ/マーハ劇場リサイタル。ここから僕のヤングプラハはスタートしました。芸術性豊かなプラハのお客様に喜んでもらいたい一心でとにかく感情をこめて精一杯演奏しました。小学生のころからの夢だったヤングプラハでついにリサイタルができた喜びで無我夢中でした。最後のサン・サーンスのトッカータを弾き終えた瞬間、一斉に立ち上がり日本から来た無名の高校生ピアニストを、拍手とブラボーで何度も迎えてくれたお客様の光景が、今でもはっきりと目に焼き付いています。言葉は通じなくても、音楽を通じて思いが伝わった瞬間を一生忘れません!

翌日はプラハ日本人学校コンサート。僕にとっては不慣れなトークコンサートでしたが、
半年前まで中学生だった僕を、同年代の演奏者として全校で大歓迎してくれました。小学1年生の小さい子から中学生までのみんなが最後まで一生懸命に聴いてくれたことはとても励みになりました。
プラハ日本人学校で1つ年下のヴァイオリニストHana Changと演奏できたことも楽しくかけがえのない経験でした。彼女とはファイナルコンサートでも会いましたが、お互いに同じ思いだったことがわかり、いつかどこかで再び共演することを約束して米国と日本にそれぞれ別れました。

ドヴォルザークホール
ファイナルコンサートでは国民劇場オーケストラとモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏しました。プラハはモーツァルトが好んで滞在し何度も演奏した町であると知り、モーツァルトのピアノ協奏曲の中で僕が最も美しいと思う第17番をどうしても弾いてみたいと思いました。
リハーサル会場はドボルザークがヴィオラ奏者を務め、スメタナに直接指導を受けた時期もあったという国民劇場。ネオルネッサンス様式の豪華な外観と華麗な内装に目を奪われ、日本では感じたことのない独特の空気感の中でリハーサルが始まりました。
指揮者は24歳のチェコ人で、僕と同じく今年のヤングプラハの出演者です。僕の意見を尊重してどんどん取り入れてくれました。英語でのやりとりは新鮮そのものでした。
ファイナルコンサート会場は、同じくネオルネッサンス様式のドボルザークホール。モーツァルトやチェコの偉大な音楽家たちが実際に歩いたプラハの美しい街並みとホールの繊細で壮麗な装飾が曲のイメージと重なり、心をこめて演奏しました。オーケストラの奏者から「Beautiful Mozart!」と話しかけていただいたときは、本当にうれしかったです。
国籍や楽器を越えた音楽仲間との交流。プラハの芸術、文化、歴史を直接肌で感じたこと。ヤングプラハでのすべてが勉強になりました。

指揮者の方と
援助くださった「福田靖子賞基金」に感謝し、これからも精進していきます。     

2017年10月 稲垣拓己