【助成報告】木村友梨香・ザルツブルク・モーツァルテウム夏季国際アカデミー(ディーナ・ヨッフェクラス)レポート

  7月27日から8月8日まで、オーストリア・ザルツブルグのモーツァルテウム夏期国際音楽アカデミーに参加しました。この講習は有名なので、音楽やっている方ならご存知の方も多いかと思いますが、規模が大きく、期間は1期から3期に分かれそれぞれ2週間ずつあり、著名な先生方がたくさんいらっしゃいます。
  ザルツブルグを訪れるのは今回2回目になりますが、落ち着いた雰囲気のとても居心地良い環境で、大好きな街です。2週間しっかりと音楽的に充実した日々を過ごす事が出来ました。

  私が参加した第2期は、7月27日が講習初日でまずクラスに入る為のオーディション&ミーティングがありますが、私はこれまでにもマスタークラスにて何度かお世話になっているディーナ・ヨッフェ先生のクラスを希望、早速オーディション終了後すぐにレッスンが始まりました。レッスンが行われたのはモーツァルテウム音楽大学の新校舎、近代的な作りの建物で、練習室も同じ建物の中なのですが、なんとレッスン室も2週間予約した練習室もエアコンが完備されていないお部屋!!!!練習中窓を開けてもとにかく暑くて溶けそうなほどでした。(因みに練習室は、講習初日に2週間分、1日最大5時間、予約することが出来ました)
今回ヨッフェ先生クラスは、2週間の中で計5回レッスンがありました。先生は音楽のフレージング、音の質に対し妥協無しでとても厳しく、そして普段その曲を弾いていて自分の中でなかなか湧いてこない音楽の表情付けやイメージを、具体的な話を用いながらどんどん引き出して下さいます。今回も、基礎的な部分から更にプロフェッショナルな演奏に聴かせる為の事、先生自身素晴らしいピアニストなので舞台で演奏するに当たってのアドバイスなども沢山頂きました。また、過去に何度かレッスンを受けているので、先生は私の演奏の癖をよく知られた上で直さなければならない点まで、はっきりと指摘して下さいました。

  練習・レッスン以外の時間には他の受講生達と色々な情報交換が出来たり、Festspielhausにてソコロフのリサイタルを聴きに行ったり、また、アカデミーコンサートにて学校のホールで弾かせて頂くことが出来たのも大変良い思い出となりました。アカデミーコンサートのホールには想像以上にたくさんお客様がいらっしゃり、演奏後に「Congratulation!」と声を掛けて頂いたことも嬉しかったです。また最終日は、クラスコンサートもありました。

  今回講習に参加したことにより、刺激をたくさん受け、とても前向きな気持ちで日本に帰ることが出来ました。このような貴重な経験を積む為に助成して下さった福田靖子賞基金には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。是非この経験を今後に活かしていきたいと思います。