第10回福田靖子賞選考会応募要項
「福田靖子賞」は、ピティナ創立者、故福田靖子の遺志により、日本の音楽業界を支えていくであろう若いピアニストたちが世界で活躍するための資金として活用していただくことを目的とした奨学金で、2 年に1 回選考会を実施しています。2021 年、第10 回の応募要項は以下の通りです。
1.参加資格
- 2003年4月2日以降誕生の者(2021年4月1日時点で17歳以下)
- ピティナ・ピアノコンペティションソロ部門C級以上で全国決勝大会ベスト賞以上の受賞経験者。またはそれに準じる全国規模のピアノコンクール及び国際ピアノコンクールでの入賞者。
2.審査方法・日程
選抜は、書類選考→レッスン→最終審査会の3段階で行う。
(1) 書類選考
所定の書式により、応募者全員の書類を精査。原則として9名の通過者を選出。
応募締切:2021年3月8日(月)(消印有効)
通過者発表:2021年4月1日(木)(予定)
- 選考結果は、応募者全員に通知される。
- 書類選考通過者に、レッスン及び最終審査会の詳細を案内する。書類選考への応募は無料、レッスン及び最終審査に進出した後、審査料50,000円が必要。
(2) レッスン
3名の海外招聘審査員と9名の参加者による総当たりのレッスンで、参加者の音楽的能力、将来性等を確認。
日程:2021年8月20日(金)および21日(土)10時~18時頃予定
会場:都内音楽大学予定
(3) 最終審査会
1人30分程度のプログラムにより9名全員が演奏。最終的な評価と順位決定を行う。
日程:2021年8月23日(月)11時~17時頃予定
会場:都内音楽ホール予定
- 終演後、結果発表・表彰式(一般公開)および懇親会(関係者のみ)を予定。
3.奨学金
奨学金100万円を福田靖子賞(第1位)受賞者に授与
- 最終選考後、福田靖子賞原則1名を選出。受賞者は、海外で勉強する目的・渡航先・期間等を明確にし、公益財団法人福田靖子賞基金事務局へ報告することが義務づけられる。
- 2位以下の3名程度にも、奨学金が与えられる場合がある。これらは、賞金としてではなく、海外のアカデミー・研修会・音楽祭等への渡航費・滞在費補助として、実際の渡航が決定した際に支給される。補助対象となるアカデミー・研修会は、公益財団法人福田靖子賞基金事務局で、内容・意義・規模・主催者その他の要素を考慮し、その都度審査または紹介して、支給の可否を決定する。
- 福田靖子賞及び入賞者の奨学金授与は、実用英語検定(英検)3級以上を取得している者(またはそれに準ずる英語力を確実に有する者)を対象とする。(選考会参加の時点で取得している必要はないが、奨学金授与には資格が必要)
4.課題曲(レッスン、最終審査会)
(1) レッスン
レッスンでは、3名の海外招聘教授に対し、それぞれ異なるレッスン曲を準備すること。詳細は、書類選考通過者に案内する。曲目提出は、2019年7月上旬頃を予定。(事務局でレッスン曲の相談・問合せにも適宜応じる)
- 曲の制限はないが、レッスンは1コマ60分なので、それに見合った適切な長さの楽曲を用意すること。
(2) 最終審査会
25分以上30分以内の自由なプログラム。詳細は書類選考通過者に案内する。演奏曲目提出は、2021年7月上旬頃を予定。
- 演奏時間は、最初の音が出た時点より通しで計測し、曲間を含む。制限時間の著しい過不足は失格となる場合があるので注意すること。
- レッスンで指導を受けた曲以外の作品を含めてもかまわない。
- 楽曲の抜粋方法、選曲と演奏順序、その他、プログラミングのあらゆる要素が、審査の考慮対象となりうる。
- 演奏曲は現在または過去に出版されたことのある作品のみとし、審査員より楽譜閲覧の希望があれば対応する。
- 弦や楽器本体など、鍵盤以外に接触することによって発音させる、いわゆる現代奏法の類を含む作品を禁ずる。
5.審査員
(1) 第10回海外招聘審査員(レッスン及び最終審査会担当)
第10回海外招聘審査員は、新型コロナウイルス感染症の状況を注視しつつ、追って2021年春に当財団ウェブで発表します。
- 過去2回招聘実績(今回の審査員ではありません)
ダグ・アシャツ(ピアニスト)
ジェイムズ・アナグノソン(グレン・グールド音楽学校校長)
オルタンス・カルティエ=ブレッソン(パリ国立高等音楽院教授)
エヴァ・クピエツ(ハノーファー音楽演劇大学教授)
ヘンリ・シーグフリードソン(エッセン・フォルクヴァング音楽大学教授)
ブルース・ブルーベイカー(ニューイングランド音楽院ピアノ科主任教授)
(2) 選考委員(公益財団法人福田靖子賞基金理事長および評議員)





6.申込方法(書類選考)
(1) 提出書類
- 参加申込書(次ページ):氏名・住所・演奏履歴・入賞履歴 等
表裏ともに埋めること参加申込書ダウンロード - 顔写真(カラー):4cm×5cm程度以上、返却不可、
裏面に氏名を記入し申込書に貼付。メール送付も可。
(2) 提出先
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨1-15-1 宮田ビル3階
公益財団法人福田靖子賞基金 「福田靖子賞選考会」係
- 市販の封筒で、表書きに「福田靖子賞応募書類在中」と明記のこと。(申込書を折りたたんでもかまわない)
(3) 応募受付期間
2021年2月1日(月)~3月8日(月)※消印有効
(4) 書類選考結果発表
2021年4月1日(木)までに、すべての応募者に文書にて通知。
書類選考通過者は、2021年8月のレッスン+最終審査会へ進出する。
進出者へ、8月の審査料(50,000円)の振込先・振込方法・今後の予定等を案内する。
【理事】
新任:飯田有抄、宮澤弦
留任:福田成康(理事長に選出)、加藤哲礼、神代浩、西巻正史、二瓶純一
※退任:梅津時比古
【監事】
留任:堀明久
【評議員】(任期途中)
新任:黒田亜樹
※退任:播本枝未子
※既存評議員3名(江口文子氏・二宮裕子氏・松崎伶子氏)はいずれも引き続き在任。
あらかじめご了承ください。(2月27日19時 記)
楽しみにしてくださっていた皆様、ご準備いただいた奨学生の皆様に心よりお詫び申し上げます。またの機会に、奨学生たちの活動・演奏や当財団のあゆみをご紹介する機会を設けたいと思っております。

日程:2020年2月29日(土)時間割は下記
このマスタークラスは、新型コロナウィルス関連に伴う関連公演の中止とアーティストの来日キャンセルに伴い、中止となりました
受講生と曲目:下方に記載
★申込方法
聴講は締め切りました(2/26記)
★受講生と曲目
※午後のみの実施です。
14:00- 神原雅治(17歳、2019ピティナG級金賞・福田靖子賞選考会第2位)
ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
15:00- 東海林茉奈(23歳、2013福田靖子賞選考会第3位・2017ピティナ特級セミファイナリスト)
ショパン:3つのマズルカ Op.56 (時間があればバラード第4番)
16:00-16:15 休憩
16:15- 森本隼太(15歳、2018ピティナG級金賞・2017福田靖子賞選考会第1位)
スクリャービン:幻想曲 ロ短調 Op.28
17:15- 荒井玲奈(21歳、2019ピティナPre特級銀賞)
W.A.モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
18:15頃終了予定
※曲目および受講生は、都合により予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。
※時間は、進行によって多少前後することがあります。

日程:2020年2月9日(日)時間割は下記
会場:<東音>ホール(ピティナ本部事務局内)(JR巣鴨駅南口徒歩すぐ)⇒ 地図
通訳:藤本優子先生(フランス語)
主催:公益財団法人福田靖子賞基金
協力:パシフィック・コンサート・マネジメント、ピティナ
聴講料:希望者多数のため、聴講者募集を締め切りました(1月31日)
受講生と曲目:下方に記載
★申込方法
希望者多数のため、聴講者募集を締め切りました(1月31日)
★受講生と曲目
10:30- 上田実季(23歳、2018ピティナ特級銀賞)
ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」
※大変恐縮ですが、受講曲目がソナタ7番から14番に変更になりました。ご了承ください。(2/7記)
11:30- 荒井玲奈(21歳、2019ピティナPre特級銀賞)
リスト:超絶技巧練習曲第12番 変ロ短調 S.139-12 「雪あらし」
12:30-14:00 休憩
14:00- 亀井聖矢(18歳、2019ピティナ特級グランプリ・福田靖子賞選考会第1位)
ラヴェル:「夜のガスパール」より「スカルボ」
15:00- 片山柊(23歳、2017ピティナ特級グランプリ)
シューベルト:即興曲 ハ短調 Op.90-1 (または ブラームス:4つの小品 Op.119)
16:00-16:15 休憩
16:15- 渡邊晟人(19歳、2015福田靖子賞選考会入選・2019ピティナPre特級入選)
ブラームス:4つのバラード Op.10
18:15頃終了予定
※曲目および受講生は、都合により予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。
※時間は、進行によって多少前後することがあります。